PCの仕組みガイド / PCの全体構成(本体パーツ)
CPU(プロセッサ)
PCの「頭脳」です。計算全般をこなす中心的なパーツで、事務作業やゲームの快適さに大きく効きます。
買うとき気にする点
- 同じ名前でも「型番の末尾」で中身が大きく違います(ノートのU=省電力・H/HX=高性能、無印/X=デスク、F=内蔵GPU無し、X3D=ゲーム強)。ここが型番の一番の落とし穴です。
- 世代(新しさ)とコア数を見ます。用途が重いほどコア数と世代が効きます。
- 発熱の目安(TDP)に見合うクーラーが要ります。高性能CPUほど冷却も相応に必要です。
もっと詳しく(図解と比較)
型番の読み方
CPUの名前は「暗号」に見えますが、実は5つの部品でできています。色分けして読むと、お店で型番を見ただけで性格がわかるようになります。IntelもAMDも読み方は同じです。
- ブランドメーカーの製品シリーズ名(Core / Ryzen など)。
- グレード性能のクラス。数字が大きいほど上位です(i3<i5<i7<i9、Ryzen 3<5<7<9)。
- 世代新しさ。数字が大きいほど新しい世代で、同じグレードでも世代が新しい方が有利です。
- 番手同じ世代・グレードの中での細かい位置づけ(大きいほど上位寄り)。
- 末尾性格を表す文字。ここが違うと「同じ名前でも別物」になります(下の図と表)。
コア数=同時にこなせる作業の数
CPUの中には「コア」という働き手が複数入っています。コアが多いほど、たくさんの作業を同時にこなせます。カタログの「8コア16スレッド」は「働き手8人・作業窓口16個」という意味です。
グレード早見(性能のクラス)
迷ったらミドル(i5 / Ryzen 5)が基準。上のクラスほど「重い作業を短時間で」こなせます。
| クラス | Intel | AMD | 目安の用途 |
|---|---|---|---|
| エントリ | Core i3 / Core Ultra 3 | Ryzen 3 | 事務・普段使い |
| ミドル | Core i5 / Core Ultra 5 | Ryzen 5 | 普段使い快適〜ゲーム入門。迷ったらここ |
| 上位 | Core i7 / Core Ultra 7 | Ryzen 7 | ゲーム・動画編集などの本格用途 |
| 最上位 | Core i9 / Core Ultra 9 | Ryzen 9 | 重い制作・配信併用・ハイエンド |
末尾(サフィックス)=一番の落とし穴
型番の最後の文字で「省電力タイプか、高性能タイプか」が決まります。同じ「i7」でも、末尾がUなら省電力ノート用、Kならデスクの高性能版で、性能は全くの別物です。
| 末尾 | 意味 | 特徴 | 買うとき注意 |
|---|---|---|---|
| U | 省電力(ノート) | 薄型・長時間バッテリー向け。性能は控えめ | 重い作業が目的なら避ける |
| H / HS | 高性能(ノート) | ゲーミング・制作向けノートの標準 | 冷却がしっかりした機種を選ぶ |
| HX | 最上位(ノート) | デスク級。厚く重い機種が多い | 価格と携帯性のトレードオフ |
| 無印 | 標準(デスク) | バランス型。まずはこれが基準 | ― |
| K / X | 高クロック(デスク) | 性能重視・オーバークロック可 | 冷却と電源に余裕を持たせる |
| F | 内蔵GPU無し(デスク) | 少し安い | 別途グラフィックボードが必須 |
| T | 省電力(デスク) | 小型・静音PC向け | 性能は無印より下がる |
| X3D | ゲーム特化(AMD) | 大容量キャッシュでゲームに強い | ゲーム中心なら有力候補 |
※ 表記はメーカー・世代で例外もあります。迷ったら「用途から診断」で出る型番例を基準にすると安全です。
自分に必要なスペックを知る
診断をはじめる