PCの仕組みガイド / PCの全体構成(本体パーツ)
GPU(グラフィックボード)
映像を描いたり、たくさんの計算を並列でこなすパーツです。ゲームや動画編集、AIで効きます。軽い用途ならCPU内蔵のGPUで足ります。
買うとき気にする点
- 「ゲームが強い=AIも強い」とは限りません。ゲーム性能とAI性能は別物で、AIはNVIDIA(CUDA)が有利です。
- VRAM(映像用メモリ)の容量が用途の壁になります。AIや高解像度ほど多く必要です。
- 必要な電源容量(W)と補助電源コネクタ、ケースに入る長さも確認しましょう。
もっと詳しく(図解と比較)
グラフィックボードの中身
「グラボ」は、GPUチップ・専用メモリ(VRAM)・冷却ファンがひとつの基板に載った、いわば小さなパソコンです。だから電気もたくさん使い、場所も取ります。
「ゲームが強い」と「AIが強い」は別物
ここがGPU選びの最大の注意点です。ゲームのベンチマークで同じくらいのGPUでも、AI(画像生成やローカルLLM)では大きな差がつきます。AIソフトの多くがNVIDIA専用の仕組み(CUDA)を前提に作られているためです。
VRAM=用途の「壁」
VRAMはGPU専用のメモリです。ふつうの性能は「足りないと遅くなる」ですが、VRAMは「足りないとそもそも動かない」ことがあります。用途に必要な容量を先に決めましょう。
クラス早見(番台の読み方)
GPUは「番台」でクラスが決まります(例: RTX 5060 → xx60番台=エントリ)。先頭の数字は世代です。
| クラス | NVIDIA GeForce | AMD Radeon | 目安の用途 |
|---|---|---|---|
| エントリ | RTX xx60 番台 | RX x600 番台 | フルHDゲーム・軽い制作 |
| ミドル | RTX xx70 番台 | RX x700 番台 | WQHDゲーム・本格制作 |
| 上位 | RTX xx80 番台 | RX x800 番台 | 4Kゲーム・AI本格利用 |
| 最上位 | RTX xx90 番台 | RX x900 番台 | AI学習・プロの制作 |
Intel Arc はエントリ〜ミドルの価格重視の選択肢です。AI用途では上の2軸マップの通り NVIDIA が基本です。
買うときのチェックリスト
| 確認ポイント | なぜ大事か | 目安 |
|---|---|---|
| VRAM容量 | 用途の「壁」になる。足りないと動かないことも | 8 / 12 / 16 / 24GB の節目で確認 |
| 必要な電源(W) | 不足するとPCが不安定になる | 製品の推奨電源W+余裕。補助電源の形状も |
| カードの長さ | ケースに物理的に入らない事故が起きる | ケースの対応カード長と照合 |
| ノート用は別物 | 同じ「RTX xx60」でもデスク版より性能が低い | ノートは型番だけで判断しない |
| AI用途はNVIDIA有利 | AIソフトの多くがCUDA(NVIDIA専用技術)前提 | AIが目的なら基本 GeForce から選ぶ |
※ 具体的にどの型番が必要かは「用途から診断」で。あなたの用途に合わせた型番例と推奨電源が出ます。
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